トップ > 活用シーンで選ぶ > 運動会

パパママ必見!
運動会向けカメラ・
レンズ特集 

2021 Spring

オリンパスデジタル一眼カメラ編

最終更新 2021/02/20 

5軸手ぶれ補正で「ブレない」
Olympus デジタル一眼カメラ E-M5 Mark II

E-M5 Mark II
オリンパス E-M5 Mark II

E-M5 Mark II ここがポイント!
  • 5軸手ぶれ補正機構搭載
    静止画も動画も手ぶれ知らず
  • 秒間約5コマの連写性能
    連写できるからミスを減らせる!
  • バリアングル液晶モニターで撮影アングルも自由自在
    さまざまなアングルから撮りやすい!

スタイリッシュなデザインも人気のオリンパスマイクロフォーサーズマウントのカメラから、中級機OM-DシリーズのE-M5 Mark IIをご紹介。

オリンパス機は補正効果の高い「ボディ内手ぶれ補正機構」が特長の1つ。
さらに1/8000秒の高速メカニカルシャッターと、動体に対する優れたオートフォーカスで、被写体にピントを合わせ続けながら約5コマ/秒の連写が可能。 ミラーレスだからといって侮れない、運動会でも使える性能になっています。

交換レンズはこれで決まり!
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは、35mm判換算で約80-300mm相当(オリンパスは2倍になります)の撮影画角に相当する望遠ズームレンズです。
重さは三脚座込みで約900g!かなりヘビーですが、オリンパスがプロフェッショナルに向けて作ったPROシリーズのレンズとなりますので、描写に関しては折り紙つき。さらに全域F2.8と明るいレンズです!
手ブレ補正機構は搭載されていませんが、ボディ側の強力な補正を持ってすれば、運動会撮影でもその性能を余すことなく発揮できるはずです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

なお以下のようにズーム操作をしても全長が変化しないインナーズームが採用されています。

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フード無し、三脚座無し E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フード無し、三脚座無し

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フードあり、三脚座あり E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フードあり、三脚座あり

もっと手軽に使えるレンズは無いの?

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROが良いレンズなのはわかるけど、重さがちょっと…。
そんな方に、もちろん軽いレンズもあります!
しかも3本ありますので、E-M5 Mark IIに装着してスポーツモード設定で試写してみました。外観と交えて、その印象をご紹介しましょう!(下記クリックで表示)

軽いレンズの情報も見てみる(タップで開きます)

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 最大ズーム時 E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 最大ズーム時

2019年3月に発売されたばかりの新作レンズです。
ズームをするとすぐにF値が大きくなってしまうのが残念でしたが、日中屋外の撮影ならシャッタースピードも問題なく、気にする必要は無さそうです。
これ1本で広角から望遠までかなり広くカバーでき、防塵防滴なところがおすすめポイント!
利便性が高いからか他の2本と比べると少しだけ高価になっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 最大ズーム時 E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 最大ズーム時

300mm時、換算だと600mmの超望遠撮影も可能!
12-200mmと比べるとやや動体に対するAFが遅いと思いましたが、向こうの1.5倍も望遠になりますので、一概に比較しては失礼というもの。
200mm(換算400mm)付近での性能は12-200mmの望遠側と同程度に感じましたので、連射が必要なシーンでは200mmまでに抑えて、ここぞという場面でそれ以上の望遠撮影を活用するのが良いと思います。
なお、本レンズは広角では撮れませんので注意です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II

E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 最大ズーム時 E-M5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II 最大ズーム時

このレンズが3本の中では一番安価ということもあり、特にごちゃごちゃした背景などは描写が少し劣っているかな?と感じることもありましたが、300gを切る軽さでこの描写、この利便性を得られると考えるなら、かなりアリな1本。
E-M5 Mark IIに装着しても750g程度と軽く、女性にもおすすめできる組み合わせです。
また、換算300mmもあればそこまで広くない会場(幼稚園など)の運動会なら十分でしょう。
該当する方は、一度試しに使ってみてはいかがでしょうか?

いずれもそこそこ使えるレンズなのは間違いありませんが、高級なPROレンズと比べると劣っている点はどうしてもあります。
望遠側になればなるほどすっきりしない描写がはっきり表れると言っていいでしょう。
でも画質とトレードオフにして得られる軽快さは、運動会という戦場では捨てがたいものがあると思います。
何を重視するかは撮影する方次第ですが、これら3本のレンズは過度な期待をせずご利用いただいたほうが、きっと満足度も高まると思います。
少なくとも自分は「あれ?結構よく写るじゃん!?」ってなりました。

以上を表でまとめるとこんな感じです。

レンズおすすめ用途など
M.ZUIKO DIGITAL ED
12-200mm F3.5-6.3
・最新レンズを使いたい
・広角も望遠も必要
M.ZUIKO DIGITAL ED
75-300mm F4.8-6.7 II
・運動場が広く望遠になりがち
・被写体に近づけない
M.ZUIKO DIGITAL ED
14-150mm F4.0-5.6 II
・運動場が狭い
・なにより軽量コンパクトにまとめたい

運動会の撮影で最上級の画質や芸術的なボケを望まれる方は、多くはいないでしょうが、そのような方は頑張ってPROレンズを使ってください。
またご紹介した3本はレンズに手ブレ補正機構が無いため、三脚や一脚を併用するか、手ブレ補正機構があるボディで使うのがベターです。

焦点距離の違いと写り方

焦点距離の違うズームレンズを使い、実際に撮影した写真を掲載して、写り方の比較をしています。○○mmという数値にピンと来ない方は、是非こちらも参考にしてみてください!(別ウインドウが開きます)

運動会で使える 最新望遠ズームレンズはこれだ!

満を持して登場!
OM-D E-M1 Mark IIもラインナップ

OM-DシリーズのフラッグシップがAPEX RENTALSに登場しました。
画質、オートフォーカス、追従性、連射など、すべての機能が高い次元で備わった、一眼レフカメラの牙城を崩す勢いのミラーレスカメラです。
しかもボディ内手ぶれ補正機構が異次元の性能を誇るため、運動会での撮影にもうってつけのカメラと言ってもいいでしょう。

OM-D E-M1 Mark II
OM-D E-M1 Mark II

ただし、E-M5 Mark IIと比較してレンタル料金もお高くなりますので、初めて撮影に挑戦しようと考えている方にここまで必要かどうかは大変悩ましいところ。
高性能ですから失敗写真の枚数は減るかもしれませんが、大柄のため途中で撮影に疲れてしまうかもしれません。
それでもボディが大きくなった分、大きなレンズとのバランスは良好(下の写真参照)で、E-M1 Mark IIはミラーレスの中でも最良な選択肢の1つだと思いますが、性能だけに焦点を当てるのではなく、総合的に考えて、検討してみてください。

E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フード無し、三脚座あり E-M1 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO フード無し、三脚座あり

※2020年にはE-M1 Mark IIIも登場。全体のブラッシュアップはもちろん、操作性が向上。大変優れたカメラですが、プロフェッショナル要素が強まった感がありますので、この記事を読まれている方はここまで手を伸ばす必要は無いでしょう。

PENシリーズじゃダメなの?

PENシリーズは、可愛い見た目ながら使いやすく性能も良好で、女子を中心に大人気!
でも運動会撮影にはあまり向いているとはいえません。なぜからカメラは小型でも望遠レンズは大型のものが多く、アンバランスで扱いにくくなってしまうからです。
三脚を使える状況以外は、PENで望遠レンズは難しいかも。

PEN E-PL8
PEN E-PL8

性能に関してもOM-Dシリーズと比較して手ぶれ補正の効果が大きく違います。ビシっと決まった際の画質は殆ど変わりませんが、その「上手に撮れるかどうか」の難易度がPENシリーズのほうが上、難しいのです。

E-M5 mark IIIはどうなの?

2019年末に、E-M5シリーズの後継機であるMark IIIが発売されています。
新しいほうが運動会におすすめなんじゃないの?と思われる方も多いはず。
結論から言うとMark IIでも十分かな、というのが私の考えです。

OM-D E-M5 Mark III
OM-D E-M5 Mark III

性能はもちろん向上しています。具体的には画素数があがり、オートフォーカスが強くなりました。
ファインダーを覗きながらタッチ操作でAFポイントを動かせる「AFターゲットパッド」はMark IIIで新搭載された私も大好きな機能ですが、手ブレ補正は変わりませんし、連写速度もほぼ同じ。元々Mark IIで完成されたカメラですので、無理に乗り換える必要はないでしょう!
より性能UPを望むなら奮発してE-M1シリーズまで行っちゃいましょう!

実は比較記事も書いていたりします。
どこが変わった?OM-D E-M5 Mark IIIどこが変わった?OM-D E-M5 Mark III