オリンパス OM-D E-M1 Mark IIIレビュー E-M1 Mark IIからも買い替えたくなる手ぶれ機構の進化点
オリンパスのOMDシリーズのフラッグシップ機であるE-M1 Mark IIIがAPEXレンタルに入荷しました。
オリンパス OM-D EM-1 Mark IIIは、前モデルのE-M1 Mark IIからなにが変わったのか、まずは実機からご紹介します。
ボディの変化
E-M1 Mark II | E-M1 Mark III | |
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高さ | 90.9mm | 90.9mm |
幅 | 134.1mm | 134.1mm |
奥行き | 68.9mm | 68.9mm |
重さ | 約574g(付属充電池およびメモリーカード含む) 約498g(本体のみ) | 580g(付属充電池およびメモリーカード含む) 504g(本体のみ) |
大きさ、重さを比べてもほぼ一緒と言っていいほど代りばえはしません。従来と変わらない操作性を維持できるのはユーザーにとってもありがたいことです。
ですが、背面のインターフェースは少し変化しています。
E-M1 Mark IIIにはマルチダイヤルが搭載されました。十字ボタンよりも親指ポジションに配置されているので、圧倒的に使いやすく、素早くAFエリアを決めることができます。
さらに軍艦部はE-M1 Mark IIIには、『iAUTO』と『ART』のボタンがなくなり、変わりに『B』と『C4』が追加されています。このレベルのカメラを使う人だったらオートは使わないだろうという判断なのかもしれません。
手ブレ補正は業界最高の7.5段
外観はさほど変化がなかったM1シリーズですが、今回の注目すべき進化点はオリンパス独自の「ボディ内5軸手ブレ補正機能」が業界最高の7.5段(ボディ単体で7段:シンクロレンズで7.5段まで機能する)になったことでしょう。※2020年3月現在時点
E-M1 Mark IIの6.5段とて、特に困った部分はありませんが、7.5段ともなると三脚を立てられない場所でも手持ち撮影で実用できるかもしれません。
星空AF
OM-D E-M1 Mark IIIには星空AFの機能が新しく備わりました。手ブレ補正機構の性能を発揮できるのは夜での撮影がベストではないでしょうか。
AF方式を『★AF』に設定します。
星空AF設定は「速度優先」か「精度優先」かを選べます。速度優先は名前の通りAF速度を優先し、短時間でフォーカスをあわせて撮ります。主に手持ちでの撮影向きです。精度優先は、フォーカスには時間がかかりますが、高精度で本格的な天体撮影向きです。三脚での撮影が大前提です。
こんな星空写真いつか撮ってみたいですね!
顔AF/瞳AF
オリンパス OM-D E-M1 Mark IIIは新しくなった顔認識に加え、瞳AFが飛躍的に性能向上しています。横を向いても、下を向いても、しっかりと瞳に追従してフォーカスをあわせています。
街スナップ
いくつか写真を撮ってきましたので、最後にこちらをどうぞ。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III(ボディのみ) ※現在はレンタル終了https://www.apex106.com/digicam/1gan/e-m1-mark3.php
外部リンク
OM-D E-M1 Mark III | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス