iPhone SE(第2世代)を使ってみて 5万円で買える良コスパのアップル製品は最高の1台だった
新しいiPhone SEが発売されて1週間ほど経過しましたけど、やっと私のもとに実機がやってきました! といっても会社で買ったものなので私のものではないですが(悔しい)
しばらく使ってみていいよと言われたので、実際に3日ほど使用してみた感想と、どういう人におすすめなのかを書いてみたいと思います。
比較するiPhone SE
まずは新しいiPhone SEってどうなの? っていうところから。
新しいiPhone SEは、外側はiPhone 8とほぼ同じデザインをしていますが、背面のAppleロゴが本体の中心になりました。外観の違いはそれくらいで中身は大幅にパワーアップしたiPhoneです。
第1世代のiPhone SEから、もうアップデートされないかなと思っていただけに今回の発表は嬉しい限りです。
iPhone 8 | iPhone SE(第2世代) | |
4.7インチ Retina HDディスプレイ | 画面サイズ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
12MPカメラ(広角:ƒ/1.8絞り値) | リアカメラ | 12MPカメラ(広角:ƒ/1.8絞り値) |
7MP(ƒ/2.2絞り値) | インカメラ | 7MP(ƒ/2.2絞り値) |
A11 Bionic | プロセッサー | A13 Bionic |
IEC規格60529にもとづくIP67等級 | 耐水性能 | IEC規格60529にもとづくIP67等級 |
64GB、128GB | 容量 | 64GB、128GB、256GB |
1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi | ディスプレイ性能 | 1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi |
138.4 mm/67.3 mm/7.3 mm | 本体サイズ | 138.4 mm/67.3 mm/7.3 mm |
148g | 重量 | 148g |
あり | モバイルSuica | あり |
こうして比べてみても、筐体はほぼiPhone 8と一緒と言ってもいいほど。プロセッサーが進化したことで、カメラ周りなどの処理性能が向上しています。A11 Bionicも悪いプロセッサーではないですが、今後のARやアプリ開発のレベルを統一する意味でもA13 Bionicに統一したかったのではないかと思います。
iPhone 8を持っていないのでiPhone 7との比較ですが、数ミリ程度の厚みの違いはあるものの筐体サイズはほぼ変わらないので、同じケースを流用できます。
なによりこのサイズと軽さは正義! 片手でぎりぎり操作できるちょうどいい大きさが一番ベストだなと感じますね。
第1世代のiPhone SEと比べるとやっぱり一回り大きくなりましたが、昨今のスマホの大型化に慣れてしまえば、このサイズ感がちょうどいいなと思える大きさです。「いやいや、今までのiPhone SEのサイズ感がよかったんだよ」と残念に思う人も中にはいるかもしれませんね。
カメラ性能
カメラは12MPのシングルレンズで、広角のみ。iPhone 11やiPhone 11 Proにある超広角レンズはついていません。
今回、iPhone SEにとってiPhone 8と区別できる部分、それは背景ボケを活かしたポートレートの撮影ができるようになりました。ただし人物のみ、物体に対してのポートレート撮影はできません。
iPhone 11は物体に対してもポートレート撮影できるので、そこが唯一欠点ともいうべき点でしょうか。とはいえ画質や色味の違いは全く遜色ないレベル。
ナイトモードが使えない
iPhone 11がら追加されたナイトモード。光がほとんどない暗い中でも、明るく撮れる機能は、iPhone SEには搭載されていません。A13 Bionicのチップ性能があれば実現可能だとは思うんですが、やっぱりカメラ重視で選ぶならハイエンド端末のほうが良さそうです。
Touch IDはやっぱり便利だ
iPhone Xから採用されたFace IDも悪くはない。けど最近は、マスクをよく着用するようになってしまったので、どうしても顔認証されないから結局パスコード打たなきゃいけない。でもTouch IDなら指を置くだけで解除してくれるので、この素早さには久々に便利さを感じました。
スムーズにタスクチェンジできない
iPhone X以降の場合、タスクの切り替えは端末の下から中央部分へスワイプアップするとタスクの切り替えが素早くできたのですが、iPhone SEの場合はホームボタンをダブルクリックしてから一覧を表示させて選ばないといけないので、若干不便さを感じました。これに慣れてしまうと、昔のやり方はつまづきます……。
実用的に使う場面
あまりスペック面を語っても、他のガジェット系メディアさんのほうが詳しく載っているので、仕事で使う場合や機材周りで使うことを想像すると、iPhone SEの便利さがだんだんわかってきました。
APEXレンタルでは、レンタルの注文が入った際に、機材の動作チェックを必ず行っていますが、中にはスマートフォンアプリを使用してチェックする機材もあったりします。たとえばRONIN-SCはアプリと連携させてトラッキングすることができますが、iPhoneのサイズが大きいとバランスをとるのも結構一苦労だったりします。
今回のiPhone SEのサイズであれば、バランスをとるのも簡単でセットアップも早くできました。
DJI OSMO Mobile 3もiPhone SEくらいのサイズであればバランスもよく、動きもスムーズです。6.5インチくらいの大きさになるとやや重さを感じて若干動きも鈍くなりますよね。
仕事場面では、アップルストアの店員さんが使ってるバーコードを読み取る端末とかも、未だに第1世代のiPhone SEを使ってたりします(あれすごく便利そう)
社内用端末としてiPhoneを支給している会社も、これを機にiPhone SEに変えてしまうのもいいのではないでしょうか。
個人的には第1世代にはあったイヤフォンジャックがなくなってしまったことがちょっと残念。映像・音響業界ではやっぱりイヤフォンジャックは必要な場面もありますからね。
まとめ
どんな人にiPhone SEはおすすめ?
今回のiPhone SEは、どんな人におすすめできるかというと……
- 第1世代のiPhone SEをずっと持っててアップデートを待っていた人
- 大型化する端末が嫌で、できるだけ持ちやすくて軽くてスペックもいい端末が欲しい人
- 業務上iPhoneを使用していて、そろそろ新しい端末にしたいと思っている人
- 壊れたときのためのサブ機として持っておきたい人
- あまりスマホにこだわりはないけど、安くて使いやすい端末がいい人
とにかく全ての人におすすめできるiPhoneです。
10万円以上するハイエンドのスマホなんてそんな簡単に買い替えできないと嘆いていた人も、今回のiPhoneは本当に安くて、スペックも高くて、今後もOSアップデートを続けながら使用し続けることができる良コスパ端末だと思います。
また、iPhone SEという名前がまた使われたということは、今後もスペックをアップデートされながらリリースされていくような感じがします。