映える!待望ましかくチェキスクエアSQ10
その場で現像できるライブ感、自分だけの1枚。
写真好きでもそうじゃなくても、やはりときめくポラロイド写真。ぱっと思い浮かべるポラロイド写真のイメージは“ましかく”の方も多いはず(年齢によるんですかね……)
ポラロイド社はフィルムの生産やめちゃうし(※現在はポラロイドオリジナルズが生産を再開しております)、ずっと憧れていた革張りのSX-70は状態のいいものはなかなか無いし、フィルムも結構高い……。なんでチェキは四角じゃないの? チェキで出たらいいのになあ……と、10年以上思い続けた筆者が送る、待望の“ましかく”のチェキ!チェキスクエアSQ10のご紹介です。
それでは張り切ってまいりましょう。
まずは大切な見た目です!
ころんと可愛い、どこかインスタグラムのアイコンを思わせるようなフォルムですね。
450gとペットボトル1本分より少し軽いぐらいなので、付属のストラップに腕を通して片手で掴んだまま行動してもさほど苦ではないかと思います。
電源はレンズの周りを囲っているシルバーの部分を回すことでオンオフが可能です。
ストラップもシャッターも左右にあるので左利きさんも安心!
左右のボタンに好みの機能を設定できる!
このように自分好みに設定してお使い頂けます!
アナログでデジタル
ハイブリットインスタントカメラと富士フイルム様が自ら呼ぶ所以、それはこちらの液晶を見てお察し頂けるかもしれませんが、インスタントカメラであると共にデジタルカメラでもあるのです……!
画像編集・加工機能は主に3つ。
- デジタルフィルター16種(内パートカラー6種)
- 画像の周辺部分の光量を19段階に調節できるビネット
- 19段階の明るさ調節
画像の回転やトリミングもできます。
その他撮影機能として、暗さに弱いチェキにはありがたいバルブ撮影機能や、楽しい二重露光機能もありますよ!
サイドにある【AUTO/MANUAL】切替スイッチ。
「ライブ感を味わいたい!」「撮ってすぐに出てくるチェキが好き!」っという方は【AUTO】
「じっくり撮り貯めてからプリントしたい!」「撮った後に加工に凝りたい!」なんて方は【MANUAL】をご選択ください。
勿論どちらで撮って頂いたものでもデータは残りますので、いくらでも焼き増しが可能です。MANUALにしておけば何度でも撮り直しが効くので自撮りにも便利ですね!
デジタルカメラとしての機能は?
- レンズ 28.5mm固定(35mmフィルム換算)、絞りF2.8
- シャッタースピード 1/29500秒~1/2秒(自動切換)、バルブモード最大10秒
- ISO感度 100~1600(自動切換)
- 記録画素数1920×1920ピクセル
フラッシュは発光しないよう設定出来ますが、あとは全てオートになります。
明るいレンズですがISOが1600までなので暗い場所での撮影はしっかり脇を締めてフラッシュをたかれるか、三脚で固定してバルブで行われることをおすすめします。
記録画素数は決して高いものではないので、デジタルカメラとしてメインで使われるのには向かないかもしれません。
microSDカードに保存ができる!
本体内のメモリに保存できるのは約50枚。心許なく感じられる方もいらっしゃるかと思います。なんとチェキスクエアはmicroSDカードのスロットが搭載されております。
1GB辺り約1000枚記録できますので、たくさん撮りたいという方にはもってこい!
内蔵メモリに保存したものをmicroSDカードに移動させることも、直に保存することも可能です。
弊社からのお貸し出し時は付属しておりませんのでご注意くださいね。
フィルムにご注意
FUJIFILM チェキスクエア用フィルム(10枚入)
今まで流通してきたチェキは62×46㎜と縦長でしたが、チェキスクエアは62×62㎜と”ましかく”ですのでフィルムが異なります。ご注意を!
弊社でもお取扱いがございますので、ぜひご活用下さい。
実機レビュー! いざ川越!
こちらのチェキスクエアを持って春の小江戸川越をぶらりしてみました。
川越のレトロな雰囲気がより引き立つよう加工してみました。
ぶらぶらしながらフィルムのことは気にせずたくさん撮れるのはとてもいいですね。
カメラ1つの中で完結する手軽さ、写真が楽しくなります!
表現の幅が広がる二重露光!
一枚目(ウソ800)を撮影し、二枚目(チェキスクエアで現像したフィルム)を撮影する際には一枚目に撮ったものが半透明になって画面に映し出されるので、仕上がりのイメージがとてもしやすいです。
なお、既に撮ってあるものを選択しての二重露光は現時点(2018年4月)ではできません。
他のカメラで撮った写真もプリントできる!
パソコンなどを使ってmicroSDカードに画像を移すと、スマートフォンや他のカメラで撮影した写真なども印刷できてしまいます!
※プリント可能フォーマットはJPEGのみです。(ほかのカメラで撮影した画像やソフトウェアで加工した画像によってはJPEGでもプリントできない場合もあります。)
先日iPhoneのアプリで撮った桜の写真をプリントしてみました。
iPhoneで撮影した写真
iPhoneで撮影した写真をチェキスクエアでプリント
コントラストは高め、彩度は低めに仕上がるので、明るすぎるものや暗すぎるものには弱いようですが、チェキならではのレトロさが加わり素敵にプリントされたかと思います。
外部機器から移動させたデータはチェキの中ではトリミングできず、真ん中をズバンと切り抜かれますので、携帯やパソコンで四角くトリミングしてからデータを移すことをおススメします。
逆にチェキスクエアで撮ったものをパソコンに移しますと、チェキスクエア内で加工した写真でも加工されていないまっさらな状態で保存されております。フィルターなどは情報として別のフォルダに分けられていました。
まとめ
撮っている時の楽しさはあるものの、便利! これすごい良い! という感想は正直あまり持てなかったんです……。筆者にとっての慣れ親しんだカメラはデジタル一眼レフで、ピント・絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランス・露出補正……これらを自由に設定していたので、中央1点でのシングルオートフォーカス、露出設定等もフルオートということにわずかながら不便さも感じ、もう少し自由に設定できたらなあと思う場面もありました。
しかし、いざプリント! と腰を据えて加工を始めたところ、フィルター・ビネット・明るさの調節、たった3つのようにも思えますが、組み合わせると思いのほか自由度が高く、撮影時のもやもやはいつしか解消され満足のいく仕上がりに。
普段撮りっぱなしにしてしまいがちな写真ですが、楽しかった時間や美味しかったものなど、思い出しながら加工し、すぐにプリントできるのはとても良いですね。
勿論撮影時にフィルターなどを設定しておくことも可能なので、すぐにプリントされる方でも加工機能はご活用頂けますよ!
たくさんの写真をプリントしているうちに気づいたのは、液晶画面で見ている画像より少しトリミングされて印刷されるということ。また、液晶画面で画像を確認しながら加工はできますが、プリントする際にまた色の変化があります。高い再現度を求めているなどご用途によっては向かない場合あるかと思いますが、そこがポラロイドフィルムの味でもありますよね。
ライブ感とクリエイティビティを持ち合わせるチェキスクエア。
ましかくフォーマットでインスタグラムにもぴったり。
旅行のお供や結婚式など、イベントでも大活躍間違いなしです!
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