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カメラからスマホへの写真転送機能 6社のカメラアプリ徹底比較!!(2020.04.10追記)

カモメ

最近ではカメラで撮った写真をその場で、スマホへ送る人も多くなってきました。すぐに友達と写真をシェアをしたり、インスタやTwitterなどのSNSにアップをする時代となってきました。またスマホに一度送った写真はスマホで撮った写真と同じようにあつかえるので、いつも使っているアプリで盛る事もできます。

今回は弊社で取り扱っているCanon・Nikon・SONY・OLYMPUS・富士フィルム・パナソニックの6社を4つの項目で比較をしていきたいと思います。

各メーカーのアプリ紹介

各メーカーからiOSとAndroid両方のOSに対応している無料のアプリが提供されています。アプリを使えばカメラとスマホをつないで写真や動画を送る以外にも、アプリ上でカメラをリモート操作でき、スマホからシャッタースピードや絞りなどの設定の変更ができます。

※記事の最後に各メーカーの使い方のHPも載せています。

Cannon:Camera Connect

Nikon:SnapBridge

Sony:Imaging Edge Mobile

富士フイルム:FUJIFILM Camera Remote

オリンパス:OI.Share

パナソニック:Image APP

4つの項目で比較!!

その1、各メーカーの通信方法を比較

通信方法は2種類あり、Wi-FiかBluetoothです。

Bluetoothは小電力で電波干渉が少ないのがメリットです。それに対してWi-Fiは転送速度が速いのが特徴で、大きいサイズの写真や動画をスマホに送るのにオススメです。

自分が持っているカメラがBluetooth対応かどうかは各メーカーのHPに載っているので、1度は確認した方がいいですね。

Wi-FiとBluetooth両方を使い分けているメーカー

Canon・オリンパス・富士フイルム・パナソニック

基本的にはWi-Fiでカメラと接続をしており、カメラの電源が切れている状態の時にBluetoothで接続をします。カメラの電源が切れている状態でもスマホからすぐに写真の転送ができます。なおBluetooth非対応のカメラは、Wi-Fiのみとなりますのでご注意ください。

Wi-FiかBluetoothどちらかを使うメーカー

Nikon

Bluetooth対応のカメラに関してはBluetoothかWi-Fiで、非対応のカメラはWi-Fiでスマホとつなぎます。Bluetooth対応のカメラの場合は省エネのBluetoothを使うか、転送速度のWi-Fiを使うかを用途によってつなぎ方を変えることができます。

Wi-Fiのみ使えるメーカー

Sony

つなぐ方法がWi-Fiのみの為、1度つなぎかたを覚えればSonyのカメラならほとんど同じようにできます。またNFC対応なので、NFC対応のスマホをかざすだけで簡単につなぐことができます。

その2、送れる写真/動画転送サイズを比較!

スマホに写真や動画を送るときに重要なのがサイズです。
各メーカ写真はJPGのオリジナルサイズ(撮影時のサイズ)またはRAW。動画についてはフォーマットが各社異なってきますが4Kの高画質な動画を送ることが可能です。

ただし4Kの動画は高画質のため動画のサイズがとても大きいです。その関係で転送に時間必要になったり、4Kの動画に対応していないスマホだと見ることができません。

各メーカーの送れるサイズはこちら。

Canon

写真:オリジナルサイズのJPG、RAWデータはCR2/CR3のみ対応

動画:MP4形式で4K画質まで

Nikon

写真:オリジナル・2MのJPG、RAWデータはほとんどの機種で可能

動画:MOV形式で4K画質まで

SONY

写真:オリジナル・2M・VGAのJPG、RAWデータはJPGに変換される

動画:AVCHD形式以外の4K画質まで

OLYMPUS

写真:オリジナルサイズのJPG、RAWデータが送れる機種は限定的

動画:MOV形式で4K画質まで

富士フイルム

写真:オリジナル・3MのJPGのみ

動画:MOV形式で4K画質まで

パナソニック

写真:オリジナルのJPGのみ

動画:MP4形式でFHD画質まで

その3、写真の自動転送を比較!

撮った瞬間に写真を自動でスマホに送る機能を持っているメーカーもあり、すぐに友達や仲間と共有したいときや、リモートで撮影したさいの写真の確認に重宝します。

またカメラの電源をOFFにしたときに、事前にスマホに送る写真を選んでおけば自動でスマホに送る機能もあります。お気に入りの写真を撮影時に選んでおけば、撮影後に自動でスマホに送ってくれます。

撮影毎に自動転送対応のメーカーはこの4社です

Canon:オリジナルJPG

Nikon:オリジナルJPG

SONY:2MのJPG

パナソニック:オリジナルJPG

オリンパス ・富士フィルムは撮影時の自動転送は非対応ですが、カメラの電源OFFのさいの自動転送はパナソニック以外は各社対応しています。

その4、カメラとの通信距離/通信速度の比較!

各メーカーのWi-Fi/Bluetoothの通信距離と通信速度を実際にやって調べてみました。
やり方は、カメラの近くと10m距離を離しての2箇所で写真1枚をiPhoneに何秒で送れるかを実験しました。わかりやすくするために1秒間に送れるデータの速さMbpsでそろえています。

Canon
カメラ:90D

転送距離:0m/10m

転送速度:1.49Mbps/0.63Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約6秒/10Mで約10秒

Nikon
カメラ:D7500

転送距離:0m/10m

転送速度:1.17Mbps/0.43Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約10秒/10Mで約33秒

SONY
カメラ:α6600

転送距離:0m/10m転送速度:1.41Mbps/0.54Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約8秒/10Mで約22秒

OLYMPUS
カメラ:E-M5 Mark II

転送距離:0m/10m転送速度:0.19Mbps/0.12Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約16秒/10Mで約23秒

富士フィルム
カメラ:X-T3

転送距離:0m/10m転送速度:0.63Mbps/0.14Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約9秒/10Mで約39秒

パナソニック
カメラ:DC-GH5

転送距離:0m/10m転送速度:3.39Mbps/1.80Mbps

検証(JPGの写真):0Mで約1.8秒/10Mで約3.3秒

転送速度はパナソニックが1番速い結果となりましたが、やはり10Mも離れるとどのメーカーも近くで写真を送るよも時間がかかるのがわかります。早く多くの写真や動画をスマホに送る場合はカメラの近くでするのをオススメします。

まとめ

ここまで4つの比較をしてきましたが、各メーカーで特色や強みもありどこも引けを取らない状態です。まだカメラからスマホに写真や動画を送った事ない方は、下の各メーカーのHPのURLを貼っておきましたのでこちらをチェックして下さい。使えるカメラの機種も教えてくれますので、まずは自分の使っているカメラのメーカーを確認しましょう。(外部リンク)

・Canon
https://cweb.canon.jp/eos/info/wi-fi/index.html

・Nikon
https://www.nikon-image.com/sp/snapbridge_guide/

・Sony
https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/iemobile/ja/

・OLYMPUS
https://app.olympus-imaging.com/oishare/ja/

・富士フィルム
http://app.fujifilm-dsc.com/ja/manual/camera_remote/

・パナソニック
https://av.jpn.support.panasonic.com/support/software/image_app/index.html/

4月10日追記:パナソニックの「Image app」の情報を追記しました。

記事を書いたひと
カモメ
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カモメ
APEXレンタルで機材担当をしています。カメラが大好きで、たまに散歩をしながら写真を撮っている人です。業務では機材全般を扱っています。
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