最強の液タブ!? 『Wacom MobileStudio Pro 16』を使ってみて思ったこと
OS一体型液晶タブレットの決定版!
ワコムのモバイル液晶タブレット『Wacom MobileStudio Pro 16』が入荷しました!
ペンタブレットで人気を博しているワコムの液晶タブレット、絵師さんは使っている方も多いのではないでしょうか。
なんといってもWindows10がプリインストールされているので、このタブレット単体で使うことができるんです。
弊社で取り扱っているのは16インチモデル。画面サイズのは15.6インチとかなり大きめ。
描写可能範囲はA4サイズがぴったりと収まるので、普段描く紙と同じような感覚でとても描きやすいです。
最大表示解像度は3840 x 2160の4Kに対応。
高解像度な写真も鮮やかに表現可能です。
付属のワコムペンは8192レベルの筆圧感知機能を搭載。描く時の強さや傾きも検出するので、本物のペンと同じような感覚で描くことができます。
実際にペンを使って追従テストをしてみた動画が以下。
iPhoneの240fpsのスローモーション撮影で撮ってみましたが、いかがでしょう。
スローにするとさすがに遅延が目立つかもしれませんが、この滑らかな追従性はなかなかたいしたものです。
ペン先の替芯も3種類付いてます。
本体の質量は2.2kg。最近の薄型ノートPCと比べると少し重めです。
大人の男性が片手で持つとちょっとしんどく感じるかもしれません。
持ってみるとなかなかの大きさです
■描き心地は?
液晶はすこしざらついたノングレアタイプなので、紙と同じ感覚で描くことができそうです。弊社では多くのお客様にお使いいただくため、液晶の上からノングレアタイプの液晶保護シートを貼っております。
■機能面について
主にパソコン上で絵を描いたりすることを目的とした液晶タブレット。
右手でペンを持ちながら、左手でショートカットキーを使って作業を効率化させるための
「エクスプレスキー」が搭載しています。
各ボタンの機能はこのようになっています。
なかでもラジアルメニューは作業を効率化する上でとても便利な機能かもしれません。
描いている最中にブラシサイズを変えたいなとか、間違えたから位置段階前に戻りたいなといったときに、さっとメニューから遷移できそうです。
ラジアルメニューの中身は自分の使い方に合わせて自由にカスタマイズも可能です。
本体側面にはUSBタイプCのポートが3つ搭載されています。
付属のwacom Linkを使えば、ミニディスプレイポート端子も拡張できるので外部ディスプレーとして使用可能です。
さて、実際に絵が上手な人がこのMobileStudio Proを使用するとどういう絵を描けるのでしょうか。
実際に弊社の美術担当だーやまさんに描いてもらいました。
だーやまさん「書き始めは「タッチ機能」をオンにしたまま描いていたので誤作動が多く描きにくかったのですがオフにして書き始めたら遜色なく描くことができました。」
「拡大したいときにはオンにして指で広げて細かいところまで描きこみができます。紙に描いているのと変わらないというかそれ以上に感覚的に描くことができました。」
「おいおまえ! おれの名をいってみろ!!」
実際にこのMobileStudio Proはこういった方にオススメです
- クリエイティブな仕事としている人
- パソコン机以外でも作品づくりをしたい人
- 大きなタッチパネル液晶のWindowsタブレットを欲している人
実際にフリーランスのイラストレーターさんや、自分で漫画を描いて同人活動している方など、私はそのような活動をされている方々に受け入れられそうな製品だと感じました。一部の場所にとらわれず、どこでも持ち運べるワークステーションをぜひこのマシンで体験してみてはいかがでしょうか。