カメラ基礎講座

カメラやレンズのカビ対策 – 梅雨から夏にかけてが危険シーズン

エイペックスレンタルズ編集部

6月は雨が多い梅雨の季節です。雨が降れば湿気が上昇し、部屋の中もじめじめ……。
カメラやレンズには湿気が大敵です。カビ対策をしっかり行ってカメラやレンズを保護しましょう。

雨の日に撮影したあと、しっかり乾燥させずにしまったり、あまり使うことがないまま部屋の中で長く放置し続けてしまった場合、レンズの内部にカビが繁殖する危険性があります。

このようなカビが付着したレンズは、当然写りにも影響しますので、メーカーや専門の業者に修理に出す必要があります。

カビを発生させないようにするには日々のメンテナンスが大事!

レンズを清掃するためのグッズが売っているので、頻繁に清掃作業してあげることで、カビの繁殖を防ぎます。

また、頻繁に使ってあげることも大切です。外に持ち出して、カメラを使用しましょう。
使わない日はズームレンズを動かして空気を循環させることもいいとされています。

カビが生える原因は?

カメラやレンズにカビが繁殖してしまう原因として、考えられる原因はいくつかあります。

埃や皮脂などの汚れ

使わない日が続いて埃がたまっていませんか? カビは埃を養分として成長します。
また、レンズを触ったあとの皮脂の汚れもカビの好物です。
レンズに付着した汚れはこまめに拭き取って清掃を行いましょう。

湿度・温度

カビが一番繁殖しやすいのは湿度の高い環境下です。主に気温20度〜30度、湿度60%以上と言われています。雨の多いこの梅雨の季節が一番大敵。

カメラの場合は湿度40〜50%くらいが適正といわれています。逆に30%以下となると乾燥しすぎでコーティングやゴムの劣化、変色など、別問題も発生します。

湿度をなるべく一定に保つために自分で出来る対策を行いましょう。

乾燥剤を使う

カメラやレンズを保管する場合はアクリルのドライボックスが市販されているので、カメラやレンズと一緒に乾燥剤や防カビ剤を入れて保管します。比較的安価で手に入るので導入のしやすさがあります。

湿度計

前述したように一定の湿度を保つためには湿度計があったほうが便利です。
100円ショップでも売ってるので、カメラと一緒に置いておきましょう。

防湿庫を使う

高価なものが多いので初期費用コストが高いです。それと動かし続けるための電気代はかかりますが、たくさん保管できるので頻繁に乾燥剤を交換したりするのが面倒な人にはおすすめです。

レンズは資産! 大事に使おう

レンズは資産です。何年経っても大事に保管されたものは価値が高く取引されますし、綺麗な写真を撮ることができます。
カビが生えてしまうとその価値はぐんと下がってしまいますし、古くなったレンズの場合は修理不可能な可能性もあります。

これから夏にかけて、カメラ周りの保管方を見直してみてはいかがでしょうか。

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