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【コロナ対策】「ドーム型AIサーマルカメラ」レンタルしました〈使用方法と解説動画〉

エイペックスレンタルズ編集部

これがアイリスオーヤマ ドーム型AIサーマルカメラです。
サーモグラフィや、サーモカメラなんて言い方もしますが、新型コロナウィルスの猛威が世間を揺るがし、このような赤外線カメラの需要が高まっているように思います。

この機材は、カメラから約3m離れた人の体温を瞬時に測定することができ、最大20名まで同時測定が可能で、体温変化を検出することで、新型コロナウィルスの感染リスクを最小限に抑え込むことができるようになります。非接触で行えるため、ソーシャルディスタンスを保ったまま効率よく行えるのもこの製品ならでは。

発熱者がでた場合には、画面表示が赤く変わることで特定の人物のみピックアップできるので、管理者はひと目で確認することができます。

セットアップ

それでははじめのセットアップです。
弊社でレンタル品としてお貸し出ししているものはこちらのセットでご用意してます。

  • サーモカメラ
  • 三脚
  • ノートパソコン
  • POEハブ
  • LANケーブル2本(1m、5m)

サーモカメラを箱から取り出したら、付属の三脚にセットアップします。
三脚のベースマウントをはずして、サーモカメラのお尻に装着。
コインなどでしっかりと固定したら、気をつけて三脚に取り付けてください。

三脚にカメラを乗せたらアームでしっかりと固定して、高さと角度を調整します。

次にパソコンPOEハブにそれぞれ電源をつないだら、緑のLANケーブルでパソコンと接続します。
POEハブというのは、LAN経由で電力を供給するもので、サーモカメラにはこのハブ経由で電力を供給します。ネットワークを通さずに使えるので、設置場所はどこでもOKです。

この付属のPOEハブは5ポートありますが、1〜4のポートがPOE対応ポートになります。一番右は仕様が違うので使用しません。

次にサーモカメラとハブを接続します。カメラ本体からはたくさんのケーブルが伸びていますが、使用するのはこのLANポートのみです。

LANポートに白いLANケーブルを繋いだら、POEハブにもう片方を入れます。

これで機材の設置は完了しました。次はソフトウェア上のセットアップを始めます。

ソフトウェアはIEのみでしか動きませんので、パソコンに搭載されているIEから立ち上げて下さい。デフォルトでこのログイン画面を登録しているので、ブラウザを立ち上げるだけでアクセスできます。
※セットアップ済でご用意した付属のノートパソコンでご使用下さい。

使用方法

管理画面にログインします。

ログインID:apex01
パスワード:Videoapex

ログインが完了すると管理パネルに入ります。
基本的には左側の赤枠の映像を確認して下さい。

画面をダブルクリックすると、全画面表示にすることができます。

体温測定は画面内の青枠の中のみで行われます。
なので青枠内に計測したい被写体が入るようにカメラの位置を調整してください。

その際、測定対象の方に対して1.5~3m程度の距離を置き、被写体が重なって見えづらい場合は高さを約30度程度まで角度をつけて計測が可能です。
※角度がつきすぎると顔として認識されず計測が行えない場合があります。

設定変更

次にお客様でも設定を変更できる部分についてご説明します。
非常に複雑なソフトウェアですので、トラブル防止のため機能の初期化を行えないよう制限する設定を施しています。

そのため、操作ミスには十分ご注意いただきたい部分があります。操作を間違えると、正しく温度表示ができなくなる場合がありますので、基本的には弊社ではお貸出時の設定のままのご利用を推奨しています。

逆光補正:カメラ1を選択した状態で→ライブビュー→ビデオ→一般→WDR

逆光などで映像が見えにくい場合は以下のWDRをオンにして下さい。

アラーム音:環境設定→体温→基本設定→リンケージメソッド→リンケージメソッド→警告音

アラームに設定した温度を超えた場合にカメラからアラームを出すことが出来ます。
英語音声なので弊社ではオフの状態でお出ししてますが、必要な方はこちらから設定をお願いします。

温度の色分け:環境設定→画像→VCAルール表示

青枠内に映る体温が、設定した一定の温度に達した場合に、色を変化させる設定です。
画面上の温度表示は通常・プリアラーム・アラームの3種類に分ける事ができます。
弊社から出荷した状態の設定は通常・プリアラームは同じ色(黄緑)にしています。
37.5℃を超える場合のみ赤表示になります。
また、表示される温度の文字サイズは20サイズにしています。こちらも変更が可能です。

体温設定:環境設定→温度検査→基本設定→温度検査設定

何度以上でアラームを出すかの設定を行えます。「プリアラーム温度」は警戒温度、「温度が上がったらアラーム」はこの温度以上になるとアラーム音が鳴る限界温度です。

この製品は体温を測ることを目的としたサーモカメラではありますが、環境や個人の状態により温度の制度にばらつきがあります。また正常な環境下においてもプラスマイナス0.5℃の誤差はあります。そのため、あくまで目安としてご確認いただき、体温が高い方がいた場合は改めて正しい体温計での計測をお勧めいたします。

また、温度環境が変化しやすい環境(エントランス・空調付近など)は精度が下がる場合があります。
周囲の環境と温度を合わせるために、セットアップ後は1時間程度電源を入れた状態で放置をしてからご使用して下さい。

こちらのブログでご紹介した内容は、実際のレンタル品にもマニュアルとしてお付けしてますので、初めての方でもマニュアルに沿ってお使いいただくことができます。

ドーム型AIサーマルカメラ ds-2td1217b-6/pa
https://www.apex106.com/other/measure/thermal-bi-spectrum-network-dome-camera.php

記事を書いたひと
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