憧れのツァイスをAFで楽しもう ZEISS Batis 2.8/18 レビュー
ZEISSのEマウント対応レンズナインナップは3つ。「Touit(トゥイート)」、「Loxia(ロキシア)」、そして今回ご紹介いたします「Batis(バティス)」。
BatisシリーズはSONY製フルサイズミラーレスシステムのために開発され、すべてのEマウントカメラと互換性があります。
ZEISSのフルサイズ対応レンズといえばLoxiaもございますが、こちらはマニュアルフォーカスのみ搭載となっております。
「ZEISS!使ってみたい!」と思ってもマニュアルフォーカスレンズだけを持って歩くのは心細くもありましたが、こちらのレンズはオートフォーカスでの撮影が可能となっております。
また、マウント部に防塵防滴効果が施されており、屋外の厳しいコンディションにも対応していますので、より一歩踏み込んだ撮影をしたくなる1本です。
ZEISS Batis 2.8/18
https://www.apex106.com/digicam/lens-z/zeiss-batis-28-18.php
製品仕様
焦点距離 | 18mm |
---|---|
絞り値 | f/2.8-f/22 |
最短撮影距離 | 0.25m |
レンズ構成 | 11/10 |
画角:対角/水平/垂直 | 99°/90°/67° |
最短撮影距離における撮影範囲 | 227/340mm |
フィルター径 | M77×0.75 |
サイズ(レンズキャップ含む) | 95mm |
ピントリング最大径 | 78mm |
重量 | 330g |
レンズマウント | E-Mount |
有機ELディスプレイ
ボディに装着し、カメラの電源をONにした時に【ZEISS】という文字が光るのを初めて見た時に思わず「かっこいい!」と言ってしましました。
こちらの有機ELディスプレイ、かっこいいだけでなく、とても便利なもので、合焦距離と被写界深度を表示してくれます。
近距離撮影の場合(焦点距離1.9m以下)
この場合左側の「1.5m」が焦点距離を示しています。
右側の二つの数字「+1.51」「ー0.49」は被写界深度を示しています。
こちらは合焦距離からのピントのあっている範囲を示しています。
遠距離撮影の場合(焦点距離2m以上5m以下)
この場合上側の「2.2m」は焦点距離を示しています。
下側の「1.3」「11」は被写界深度をカメラからの距離の絶対値で示しています。
作例
フィルター径77mmの超広角レンズということで、見た目は少し大きいですが、手に馴染む滑らかな形のおかげかとても軽く感じられます。
今回はα7sとα7sIIにつけて色々なものを撮ってきました。
朝日に赤く染まる富士山。f5.6と開放から2段絞りました。
中央部はもちろん、湖の波もとても自然なシャープさで映し取っています。
(余談ですが、この日は月が出ていたので望遠で引っ張りたい気持ちにも少しなりました。。。)
上野公園の立派な柳の木。広角レンズとは思えないほど大きくボケます。
周辺減光はありますが、極端なものではなく味とも思えるような穏やかなものです。
2月半ばの河津桜です。
ごくたまにフレアが出ることもありますが逆光に強いと言っていいと思います。
プラス補正はしていますが、それでもとてもよく晴れた日差しの強い日でした。
こちらも強い日差しの日に、カメラ片手に自由が丘をふらふらと。
影が伸びる夕方に差し掛かった強い日差し。
たまに映るフレアも嫌なものではないなぁと思いました。
猫がお部屋を訪問してくれる素敵なお宿にて。
開放から毛の一本一本を美しく再現してくれます。
最短撮影距離が25cmということで、ぐぐっと寄っての撮影が可能です。
愛犬や愛猫の撮影にも活躍する一本ではないでしょうか。
最小絞りf2.8と明るいレンズですので、α7sIIと組み合わせますと手持ちで夜景撮影もできてしまいます。
シャッタースピードをおとしていますので、多少のブレやボケは出てきてしまうこともありますが、パソコンの画面で見る程度なら概ね問題ないと言えるでしょう。
色々な場所に連れて行きましたが、撮っていて素直なレンズだなと感じました。
もっとこのレンズで上手くなりたい!
使いこなせるようになりたい!と思わされるレンズです。
作例は初春に撮影したものですが、この記事が掲載される季節は初秋です。つまり広角を活かした紅葉の撮影が楽しめる時期です。
ぜひレンタルでお試しください。
ZEISS Batis 2.8/18(Eマウント)をレンタル
https://www.apex106.com/digicam/lens-z/zeiss-batis-28-18.php